10月30日。錦繍あざやかなこのよき日に、同窓会、新風会、そしてたくさんの保護者のみなさまにご臨席いただき、創立30周年記念行事を開催することができました。心から厚く御礼申し上げます。
昭和61年に新設された本校は、旧西春日井郡を中心とした地域の皆さまの「教育という美田を遺産として残す」という切なる願い、熱い思いが結実した学校です。武道場での1回生の入学式、生徒手づくりの校歌、50メートルプールや弓道場開きなど、生徒と教職員が心を一にし、まさに何もないところから、一つ一つ創り上げてきました。校訓の言葉どおり、人としての糧をつちかい、新風を巻き起こすという気概をもって何事にも果敢に挑戦し、本校の礎を築いてくれました。
いつも真剣勝負のような気持ちで臨んだ授業、全国大会に出場したバトン部、弓道部をはじめ、活発で数々の好成績を残してきた部活動、時を重ね、「体育大会・文化行事」から、生徒が主体的に創り上げ、盛り上がるようになった「新川祭」。そこには、いつも全力投球の、かがやいている新川生の姿がありました。
また、今年は奇しくも東海豪雨から15年。学校も校舎の一階が浸水するという被害を受けましたが、本校の生徒たちは、雨の上がった翌日から、教室や校舎の復旧作業だけでなく、地域のボランティア活動に参加しました。地域の方たちは、今でもしみじみと「あんなに嬉しかったことはない」と語ってくれます。
本校の使命は、高校生活で培った力を糧に、グローバル社会をたくましく生き抜く若者を育て、地域社会をしっかりと支える人材を世に送り出すことであります。そして、在校生、同窓生のみなさんが、母校として誇れる学校であり続けなければなりません。
私たちは、創立30周年という節目を迎え、「ここからの未来に!」ということばを胸に、決意を新たにしております。
今後とも、保護者のみなさま、同窓会、新風会、地域のみなさまには、本校がより力強く発展していくために、温かくご支援をたまわりますようお願い申しあげます。